ストレスで白髪が増えるわけ

ストレスで白髪が増えるわけ

ストレスによって色素をつくる細胞が枯渇する

ストレスを受けると白髪が増える、と昔からよくいわれている。しかし、そのメカニズムはよくわかっていなかった。

アメリカ、ハーバード大学のチャン博士らは、ストレスによって「色素幹細胞」が減少することを明らかにした。 色素幹細胞とは、毛の近くにある「ニッチ」とよばれる場合に存在し、「メラノサイト」という細胞になる前段階の細胞である。 このメラノサイトが、毛根を包み込む「毛包」で、毛の色素であるメラニンをつくっている。

ストレスがかかると交換細胞が活性化し、「ノルアドレナリン」という物質が大量に放出される。 交感神経はニッチにも存在しており、ニッチでノルアドレナリンが放出されると、大量の色素幹細胞がメラノサイトに変化して、毛包へと移動してしまう。

すると、色素幹細胞がいなくなり、メラノサイトがつくれなくなる。そのため、その後メラノサイトが枯渇し、毛が白髪になる。

雑誌ニュートンより引用


花のある暮らしが心的ストレスを和らげてくれる

花を見ると、不快な気持ちが減り、心的ストレスによる血圧上昇も回復しやすいことが農薬・食品産業技術総合研究機構や筑波大学などの共同研究でわかった。

研究ではまず参加者に交通事故やケガ、暴力などの不快な画像を見せて心的ストレスを与え、その後、白のキクの花、青い空、イスの画像を見せた。

すると不快な画像で上昇した平均血圧は、花の画像を見た後では他の2つの場合に比べて有意に低くなった。

ストレスホルモンと呼ばれるコンチゾールの唾液中の値も、花の画像を見た後では有意に下がった。

さらに脳活動を測定したところ、花の画像を見た時は、花以外の画像に比べ、情動に関わる扁桃体と記憶に関わる海馬の領域の活動が低下していた。

花を見ることは、心的ストレスの原因となった不快な画像から気持ちをそらす効果があるのだろうと研究者らは言っている。

雑誌、日経ヘルスより引用


毛髪AGEsに脚光 糖化ケアの注目分野に

同志社大学生命医学学部 糖化ストレス研究センターの八木教授によると、糖化ケアの最新注目分野はヘアケアだという。

2021年9月に東京ビックサイトで開催された展示会ダイエット&ビューティーフェア2021では、専門セミナーとして同氏が登壇。

「糖化は老化!糖化ストレス研究最前線2021」と題し、糖化対策としてのヘアケアに触れた。

髪の毛の変化は肌に次ぐ、女性の老けポイントだといい、白髪やツヤ、髪の毛が細くなるなどの髪の老化を40代から実感するという。

毛髪の構成成分は約80%がたんぱく質となっており、このうち80~90%をケラチンが占めている。 同氏は「ケラチンも糖化(AGEs化)する」という。

毛髪の糖化度と血中HbAlcの相関では、非糖尿病患者に対し糖尿病患者の毛髪中の糖化度が高いことがわかっている。

また、ウシ血清アルブミンとウシアルブミン終末糖化産物を用いた試験では、ヒト由来毛乳頭細胞のAGEs化タンパクにより活性酸素種が活性化され炎症性サイトカインの過剰分泌が起こり、脱毛が引き起こされるという。

こうした研究を背景に、大手ヘアケアメーカーなどは頭髪や頭皮の糖化ケアに注目し、糖化反応抑制素材を配合したシャンプやトリートメントなどを発売している。

健康産業新聞より引用

  

ブログ作者の感想

なんだか難しい専門用語ばかりでしたけど、要はストレスは白髪の要因になり、糖化は髪質、脱毛に悪影響を与えるということですね。そのストレスは花を見ると和らぐとの報告もあるそうで、興味深かったです。私も40代、白髪が増え、抜け毛が増えてきてます。ストレスをためないよう、また糖化を進ませない生活が必要ですね。

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