ショウガの力について

ショウガの辛味成分が口臭予防に役立つ

ショウガの辛味成分が、唾液中の酵素を増やして口臭を抑えることが、ドイツの実験研究でわかった。

男女8人に成分の異なる溶液を飲んでもらい、唾液を分析した。ショウガに含まれる辛味成分（6-ギンゲロール）では、唾液中のスルヒドリルオキシターゼという酵素が15秒で8倍、75秒で16倍に増えた。

ショウガの効能

温活食材の定番、ショウガはなぜ体を温めるのか。食品医学研究所の平柳氏によると辛味成分ジンゲロールとショウガオールによるダブルの効果だという。

生のショウガに多いジンゲロールは、末梢血管を拡張して血行を促進させ、発汗を促す。さらに、ショウガを加熱すると、この一部がショウガオールに変わる。ショウガオールはお腹まわりの血流を増やし、体を芯から温めるという。

また、平柳氏は「ショウガは脂肪の貯蔵庫である白色脂肪の一部を、脂肪を燃やす褐色脂肪の性質を持った細胞に変化させ、有酸素運動をしなくても体重の増加を防ぐという動物実験による論文が近年発表された」

最も手軽なレシピが平柳氏が勧める「温活ショウガ紅茶」。これは3時間ショウガをお湯につけることで、ショウガオールが増加。温め効果やダイエット効果がアップするという。

温活ショウガ紅茶の作り方

用意するもの。保温ボトル、ショウガ、紅茶、ハーブティーなどのティーバッグ。

➀保温ボトルに2ミリ幅に切ったショウガを3枚入れる。
➁しっかりと沸騰させた熱湯を400ml注ぐ。
➂3時間ほど待てばショウガの温め効果がアップ。
➃そのお湯を使って、好みの紅茶やハーブティーを作る。

東洋医学（中医学）においても、ショウガは体を温める力が強い「温性」とされる。 漢方では、ショウガは処方の7割に入っているほど、重要な存在です。胃腸を温めて消化力を上げるうえに殺菌作用があるため、冷え症や便秘などの改善に使われる。

「雑誌、日経ヘルスより引用」

クルクミン、認知機能領域に躍進

植物由来メーカーのオムニカがクルクミンの認知機能に及ぼす働きについてシステマティックレビュー（SR）を実施、これを活用した機能性表示食品の届け出がこのほど公開された。

ウコン由来クルクミンの生体内での動態を制御させることで、脳にある血液脳関門を通過できるようにしたサプリメント向け原料製剤。 届け出ヘルスクレームにはクルクミンとして初めて「空間認識力に対する働きを盛り込んだ。

「クルクミンには年齢とともに低下する認知機能の一部である記憶力、注意力及び空間認識力を維持する機能が報告されています」

健康産業流通新聞より引用

最新研究でわかった「歯周病」へのすごい効果とは？

歯学博士の泉井先生はカレーが大好きでウコンの研究を始めたところ、クルクミンの新効果効果を発見。それがいま注目されている、歯周病への作用です。

「歯周病で最も危険なPg菌を抑える、クルクミンの高い作用が見つかったのです。しかもPg菌を攻撃しながら、必要な常在菌は殺さない理想的な働きもわかりました。

大阪大学歯学研究科による研究結果は、アメリカの権威ある学術誌「Journal of periodontology」でも発表されています」

口の中には、腸と同じように善玉菌と悪玉菌が共存しています。 歯周病を抑えるとされる化学的な殺菌成分の多くは、悪玉菌だけでなく、善玉菌も殺してしまうため口内環境の悪化が問題に。

クルクミンは構内の善玉菌はそのままに、悪玉菌のPg菌を効果的に減らすことがわかっています。

雑誌、日経ヘルスより引用