2015年、アメリカのラッシュ大学医療センターで、アルツハイマー型認知症を予防する食事法「マインド食」が発表されました。これは、積極的に「食べるとよい食材」10項目と、「食べすぎに注意したい食材」5項目の摂取目安を示した食事法です。
その効果の根拠は、約1000人の高齢者を対象にした食生活調査。マインド食の15項目のうち、平均5項目しか実施しなかったグループに比べ、平均10項目以上実施したグループは、アルツハイマー型認知症の発生率が53%も低かった。
ただし、この研究はアメリカ人を対象にしており、日本人に合った食事法への応用は現在調査中とのこと。 マインド食に加えて、日本人が気を付けたいのが「減塩」。
日本人は塩分摂取量が多いため高血圧になり、それが脳梗塞、アルツハイマー型認知症の次に多いとされる「脳血管性認知症」を招く主要原因になっています。 つまり、「マインド食+減塩」が、アルツハイマー型、脳血管性の両方の認知症予防につながると考えられます。
積極的に取るとよい食材
緑黄色野菜(週6日以上) その他の野菜(1日1回以上) 全粒穀物(1日3回以上)白米に玄米や雑穀を炊きこんでもOK ナッツ類(週5回以上) 豆類(週3回以上) 魚(なるべく多く) 鶏肉(週2回以上) ベリー類(週2回以上) ワイン(1日グラス1杯まで)抗酸化物質が多い緑茶に変えてもOK オリーブ油(優先して使い) 食べすぎに注意したい食材
赤身の肉 バター チーズ お菓子 ファーストフード
雑誌、ためしてガッテンより引用
ブログ作者の感想
医食同源ですね。健康にいい食事をすれば、病気リスクを減らせるのがよくわかりました。認知症は年々その数は増えています。将来のリスク低減のため減塩食に努め、野菜を積極的に取るなどが必要ですね。