女性ホルモン

そもそもホルモンとは何か。

日本抗加齢医学会専門医・評議員の平野医師がこう説明する。「人間を25メートルプールに例えると、ティースプーン一杯の量を入れただけで、その人の見かけ、体、性格にまで影響を及ぼすといわれている、非常に強いパワーを持った生理活性物質です。その中でも女性に影響を及ぼしているのが性ホルモンに分泌される、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)です」

「エストロゲンには胸を大きくする、膣の乾燥や粘膜の萎縮を予防する、ほてりを和らげる、尿道のトラブルを改善するなどがあり、プロゲステロンには不安を静める、性欲を保つ、血管の質を良くする、脂肪の代謝を助ける、血糖値を正常に保つ、睡眠障害を改善するなどの効果があります」

プロゲステロンの減少に注意

日本では閉経前後5年に起きるといわれる更年期に「エストロゲンを増やせばいい」という考えが根強い。だが、むしろもう一方のプロゲステロンの減少に注意が必要という。

平野医師はかつて米国のピッツバーグ大学メディカルセンターに留学し、米国と日本でホルモンに関する知識の差があまりにも大きいことを知って驚いたそうだ。

「海外ではプロゲステロンのほうが女性ホルモンとして重要な位置づけです。加齢とともにどちらのホルモンも低下していきますが、普通はプロゲステロンが先に落ちるからです。プロゲステロンの大部分は、排卵された卵胞が子宮内で黄体に変化したあと、そこで作られています。

つまり排卵が起こらなくなってくると、プロゲステロンは激減し、閉経が近づくにつれてほぼゼロ近くになってしまう。しかしエストロゲンの方は量が減ってもゼロになることはほとんどなく、ある程度体内で作られ続けます。そのため閉経近くになるとエストロゲン優勢状態が数年続くことになります」

生理前にも影響を及ぼすエストロゲン、プロゲステロン

二つのホルモンバランスは生理前にも影響を及ぼす。生理が始まってから排卵までの2週間はエストロゲン、プロゲステロンともに分泌が少ない。それが排卵期(生理開始から約2週間後)になるとエストロゲンが急上昇し、少し調子が悪くなることがある。

だが、排卵が起こるとプロゲステロンが上がってきてエストロゲンを追い抜き、それから2週間はプロゲステロン優勢状態に。この時期はどちらのホルモンも高い値のため体調は良好。

それが生理前になると、通常は2つのホルモンが急激に下がるが、何らかの要因により、プロゲステロンのほうが先に低下してしまうと、エストロゲン優勢状態を生じるために不調を感じる人が増えてしまう。

代表的なものがPMS(月経前症候群)で、イライラする、頭痛や眠気、便秘などの症状が現れる。これも日頃からプロゲステロンが常にしっかり出ている(エストロゲン優勢状態でない)人ではPMSの症状が少ないことがわかっている。

女性ホルモンの値を検査しよう

それではどうすれば、これらの症状を改善できるだろうか。まずは不調に悩む人は女性の更年期を扱う医療機関で女性ホルモンの値を検査しよう(血液検査)。その際、プロゲステロンを含めて調べてほしいと申し出た方がいい。

平野医師は言う「エストロゲンの検査しか保険適用でないためです。プロゲステロンは自費になりますが、およそ1000円の追加ぐらいですので、両方測っても3000円程度です。また検査の時期も重要で、ホルモン量がピークになっている頃に測らないと、本当に低下しているのかどうかわかりません。生理開始日をゼロとして20~25日頃に検査してください。閉経後の方はどのタイミングでもOKです」

なるべく天然のものでホルモン補充

そして実際にホルモンの分泌低下が確認されたら、医療機関では「ホルモン補充療法」を受けられる。だが人工のエストロゲンやプロゲステロンの使用は、がんのリスクが上昇し、かえって症状が悪化してしまう可能性がある。なるべく天然のもので補充したい。

平野医師は言う「天然のプロゲステロンであれば、ヤムイモや大豆などの植物から作られているため副作用も出にくく、がんのリスクも上がらない、それどころか下がることがわかっている。日本でもようやく天然のプロゲステロンが保険適用になりました」

実は「ピル」と呼ばれる経口避妊薬もホルモン剤の一種で、人工的に作られた合成プロゲステロンや合成エストロゲン成分を含んでいる。単に避妊目的の場合は、ほかの方法がないか、担当医と相談してもよい。

生活習慣

生活習慣として最も気を付けたいことは飲酒。平野医師は言う「男性と違って女性ホルモンの代謝は、肝臓に依存しているため、肝機能が疲れるとエストロゲンの代謝に影響が出やすく、発がん性を持つ悪玉エストロゲンの増加につながる」くれぐれも適量で。

食事ではホルモンの主原料であるコレステロールをはじめ、ホルモン維持に不可欠な亜鉛やマグネシウムなどのミネラル、ビタミンを積極的に取りたい。

「ホルモンのバランスを保つためには太り過ぎないことが大切ですが、炭水化物を食べすぎると主要なホルモンを作るのに欠かせない副腎という臓器に負担がかかってしまうのです」と平野医師は言う。

雑誌、プレジデントより引用

ブログ作者の感想

いわゆるPMS(月経前症候群)で苦しむ女性は多いですよね。イライラする、頭痛や眠気、便秘など毎月大変だと思います。そんな中、プロゲステロンが常にしっかり出ている(エストロゲン優勢状態でない)人ではPMSの症状が少ないとのこと。栄養面など生活習慣の中でホルモンバランスを保つことが大切ですね。

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2023年3月10日現在

商品レビューから一部だけ引用

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  • エクエルをずっと飲んでいます。興味があり購入しました。必要なら栄養が入っているので、安心します!
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    また買います。

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  • PMSの症状があり食生活を気をつけようと思い、食事にプラスでサプリメントを探していました。お値段もお手頃で不足しがちな栄養も補えるので、購入して飲みはじめました。小粒で飲みやすいので、飲み続けてみようと思います。

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