- 湘南慶育病院 副院長 前田氏
- 日本大学医学部付属板橋病院病院長 高橋氏
笑ったりくしゃみをしたときに尿がもれる。
ちょっとした力がおなかに加わったときの尿漏れは筋肉の衰えが主な原因で、成人女性に多く見られます
排尿後にじわじわと尿がもれる
しっかり排尿したあとに、尿道に残った尿が漏れ出る。男性にみられ、尿道を締める球海綿体筋の衰えが主な原因です。
週に1回以上、急に我慢できないほど強い尿意が起こる
我慢が難しいほどの突然の尿意と、日中や夜間の頻尿がある。膀胱と尿道の連携不足、神経の障害が主な原因で、男女ともにみられる。
食事と運動で改善しよう
食生活で尿の量をコントロール
水分は1日1500mlを目安に。
1日の水分量は食事に含まれる水分以外で1000~1500mlを目安に調整しましょう。極端に減らす必要はありませんが、夜間頻尿が多い人は就寝前に水分をとることは控えましょう。
塩分は控えめに
食事でとる塩分が多いと、余計な塩分を体外に出すために尿量が増えやすくなります。
アルコール、カフェインに注意する
アルコールやカフェインを含む飲み物には利尿作用があり、尿量が増えやすくなります。お酒、お茶、コーヒー、栄養ドリンクなどは飲み方の工夫をしましょう。
運動で、もれない体を作る
骨盤底筋体操
体重を5%減らす
肥満があると腹部の脂肪が膀胱を圧迫して、症状が悪化しやすくなります。BMIが25以上の人は、現在の体重から5%の減量に努めましょう。
BMIが25以上だと、ちょっと肥満気味。18未満だとやせすぎ
原因によっては、食事や運動の効果がうまく現れない場合があります。2~3か月間続けても改善しない場合は、男性も女性も泌尿器科を受診しましょう。
雑誌、きょうの健康より引用
ブログ作者の感想
私も40代半ばになり、尿の切れが悪くなり、出し切ったはずなのに排尿後にじわじわと尿がもれることが度々実感していました。しかし、この記事を読み肛門を締める運動を続けたところ改善が見られました。やっぱり中年になるといろいろなところの筋力が弱まってきているのですね。肥満もよくないとのことなので、減塩食と運動が中年には必須ですね。