こんな症状にこまっていませんか
気づかないうちに便がもれている
便意がなく、気づかないうちにもれている。内肛門括約筋を締める神経の障害がけん引で、男女ともにシニアに多くみられます。
トイレまで我慢できずに便がもれてしまう
我慢が難しいほどの突然の便意があり、漏れてしまう場合。外肛門括約筋の衰えや、手術や糖尿病などによる神経の障害が主な原因です。
良い便を目指すことが第一
便失禁の改善の基本は排便習慣を整えることです。「便失禁になりにくい便」を作り、「便を腸内にためない」ことを目指しましょう。
排便習慣をつけましょう
食後は必ずトイレに行く
食後は便意がなくてもトイレタイムを設け、排便する習慣をつけましょう。お尻のケアのため排便後は温水洗浄をして、やさしくふき取りましょう。
外出前、寝る前もトイレに行く習慣をつけて、便失禁の不安を少しでも解消しましょう。
食生活を見直そう
3食きちんと食べる
便失禁を気にするあまり、食事の量を減らすのは逆効果です。良い便をつくるためには量と質のバランスが大切です。3食規則正しく、よく噛んで食べると、便の運動を促されます。
刺激になる食材を減らす
アルコール飲料、柑橘系(ミカン、オレンジ、レモンなど)、香辛料(わさび、とうがらし、しょうがなど)、また自分に合わない食品を把握しましょう。
不溶性食物繊維を積極的に取りましょう
穀物(大麦、玄米、ライ麦など)、野菜(ごぼう、にんじん、パセリ、かぼちゃなど)、乾物(切り干し大根、きくらげ、干しシイタケ、干し芋など)
腸内の水分を吸収する不溶性食物繊維で便をまとめ、かさを増やします。
トレーニングをしよう
ウオーキングは腸の運動を促し、排便の手助けになります。便失禁を怖がって外出を控えるのではなく、積極的に体を動かしましょう。
骨盤底筋トレーニングで肛門を締める筋力を維持し、便失禁の進行を予防しましょう。
便失禁のなかには、排便習慣の見直しや食生活改善、運動だけでは解決が難しい病気が隠れている場合があります。重い症状が続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。
雑誌、今日の健康より引用
ブログ作者の感想
便が漏れそうなとき、そんなときは生きた心地がしないし、間に合わず漏れてしまった時は失意の底ですよね。知り合いにも便失禁ぎみの人がいて、どこへ行くにもトイレの位置を気にしてストレスもたまってしまうとのこと。まずは食生活を見直し、衰えた筋肉を鍛えることが必要でなのですね。