計算をしてみよう
足し算は「+」です。引き算は「-」です。掛け算は「*(shiftキー押しながら「け」のキー)」、割り算は「/」です。
少数の答えが欲しい時
「10÷4」は本来なら「2.5」ですよね。でもなぜか「2」と表示されます。これはJavaがこの式を読み取り「整数だけの計算をしたいのだろう」と判断しているから。小数部分までの答えが欲しい時は、計算式の中で少数を使えば解決します。
データの種類
整数型
同じ整数型でも、数の大きさによって種類がいろいろあり、何も指定しなければ、「int」(イント)として扱われます。
データ型 | 用途 | 範囲 |
int | 普通の整数 | 約-21億~21億 |
long | かなり大きな整数 | 約-900京~900京 |
short | 小さな整数 | -32768~32767 |
byte | コンピュータの基本部分で使う小さな数 | -128~127 |
浮動小数点型
これは物の長さや重さを表したり、その計算に使います。doubleはfloatの2倍の精度があるのですが、メモリも2倍消費します。Javaでは何も指定しなければ、doubleとして扱われます。
データ型 | 用途 | 範囲 |
double | 一般的な計算 | 有効桁数は、15桁程度 |
float | メモリを節約したいとき | 有効桁数は、7桁程度 |
プール型
データ型 | 用途 | 範囲 |
boolean(ブーリアン) | 二者択一の表現をするデータ | true, false |
プール型は「はい」か「いいえ」で答えるような二者択一のデータに使います。
falseの値を表示してみました。
変数について
変数とはデータの入れ物と考えてもいいでしょう。データを一時的に保管しておいて、あとで利用したり、計算結果を入れる受け皿として使ったりします。
変数を作る書式 → 「データ型 変数名;」とします。 例えば、「int a ;」のような感じです。
また、変数aに10を入れるなら、「a=10;」と書きます。
変数を作るときのルール
- 1文字目はアルファベットか「_」か「$」を使うこと
- 2文字目以降はさらに数字も使える
- Javaが予約している予約語は使えない
主なJavaの予約語
abstract,continue,for,new,switch,assert,if,package,boolean,do,goto,byte, this,break,double,protected,throw,byte,else,import,public,case,enum,return,catch,extends,int,short,try,final,static,void,class,finally,long,const,float,native,super,while etc.....
int a;にて変数aの宣言をしてます。そして変数aに10を代入しています。
または次のように初期値を入れて変数を作ることもできます。このほうが1行で楽ですね。
こんなふうに変数を使って計算もできます。
クイズ!これはどんな意味でしょうか?
「a = a +2」これはどういう意味でしょうか?
これは「a + 2の答え」を「a」に入れなさいという命令プログラムでした。
複合代入演算子
複合代入演算子とは例えば下記のようなものです。
ここでの「a * =2」は「a = a * 2」と同じ意味です。他にもこのような書き方もあります。
演算子 | 働き | |
変数 += 値; | a += 2 | 変数に2を加えて入れ直す |
変数 -= 値; | a -= 2 | 変数から2を引いて入れ直す |
変数 /= 値; | a /= 2 | 変数を2で割って入れ直す |
インクリメントとデクリメント
プログラムでは番号を一つ足して次の番号へ進める処理が多くあります。その時、複合代入演算子を使って「a += 1」と書いてもOKですが、もっと簡単に書く方法があります。それが「++」のインクリメントと「–」のデクリメントです。
変数に1を足すという「++」インクリメントを使用しています。こちらのほうが簡単ですね。