小学校、夏休み宿題の奮闘記

7月20日ごろから夏休みが始まり、学校から出されたたくさんの宿題をみると親も相当プレッシャーがかかりますね。何度も叱咤激励しながらこれから協力しなければいけないのかと思うと気が滅入ります。でも「一緒にがんばっていこうね」と心とはうらはらに声をかける。

我が家には男の子が2人、小学校5年生と2年生の子供がいます。

夏休みが始まり2人の子供は開放感にひたり、朝からテレビばかり見ているようにすでになっています。そして朝起きるのは遅くなり、生活リズムは徐々に崩れていっています。

今回、5年生の子供についてはもう高学年だし、多少「宿題やりなさい」とは言うけれどある程度はもう自己責任でお願いします、という気持ちです。

問題は2年生の方。小学校低学年ではまだ自発的に一人で行うのは難しいかと思う。現にテレビやオモチャなどの誘惑に負けて一向にやろうとしないし、エンドレスに遊んでいるでしょう。宿題の認識や危機感が薄いのでしょう。まだ、この年頃はしょうがないですね。

今回出された宿題のついて(2年生)

  1. オンライン授業で使う学校支給のパソコンより出された計算問題集30個
  2. 4月からの算数ドリルの復習もかねて、4月から7月末までの計算問題集(27ページ)
  3. 読書感想文、原稿用紙4枚
  4. 絵日記1枚
  5. 地元のお気に入りのお店について研究レポート
  6. 家庭での調理実習、その作り方、感想、絵を添えて。
  7. 読書10冊(短くてもいいから読んだ本のタイトル、おすすめ度を書く)
  8. 図書館で本を借り、調べたことをまとめるレポート

タイプを見極める

はたしてうちの子(小学生2年生)はどのタイプなのか考えた。

タイプA:長く集中できる子供 → 毎日コツコツやらなくても一気に仕上げることが出来る子

タイプB:長く集中できない子供 → 集中できる範囲で毎日コツコツ継続していく

うちの子は学校の宿題なんかを見てると集中力が続かない傾向にあった。家で勉強するのでしょうがないところがあるが甘えや誘惑もあり、親が相手だとうまくいかないと反抗的な態度を取ることも多かった。低学年ならこんなものかなと思っているが・・・。

そう考えると、うちの子はタイプBに近い。そこで、毎日、無理の範囲でない課題を出して毎日コツコツやることにした。

毎日コツコツと

計算問題集

宿題の量が多いので夏休みが始まったその日から始めさせました。午前中に1番の計算問題1つ、2番の計算ドリル1つを最低限終わらせることを目標に。簡単で調子良く進む場合はできるだけ進ませました。わからないとイライラして放棄することもしばしば・・・

最難関の読書感想文、原稿用紙4枚

これ見た時、「読書感想文、原稿用紙4枚は多いなー」「小学2年生でこれは一人では無理だろー」と思いつつ、どうやって進めていこうか考えた。

考えた方法は寝る前、本読みを行い、場面、場面での感想をヒアリングして「下書き」としてできるだけ多く書き留めました。最後はその下書きを親がアドバイスしながらうまく添削して原稿用紙に清書して書く方法にしました。子供らしい素直な感想が聞けて、面白かったですね。親も原稿用の書き方を久々に学んだぜ。

読書10冊完読、そのタイトルとおすすめ度

これは、以前買って今は読んでいない本棚に眠っている本を選び、改めて読んでもらいました。おすすめ度がわかって面白かったですね。

絵日記1枚

旅行で海に行ったので、帰ってきてから書きました。楽しかった記憶なので簡単に終わりました。

図書館で本を借り、調べたことをまとめるレポート

飼っているモルモットについての本を見つけ、「へーそうなんだー」と思ったところを書いてました。本当は「テンジクネズミ」っていうみたい。

地元のお気に入りのお店について研究レポート

地元の健康ランドでの温泉について書いてましたね。広いお風呂、水風呂で遊んだこと、お風呂上がりの食事、料金など。

兄も弟に触発されて。

兄も弟と同じぐらい宿題を出されていた。言わないでもやるかと思っていたが、これがやらない・・・。テレビを見たり、ポケモンカードで遊んだり、兄弟で遊んだりして、自発的に宿題をやろうとはしない。

でも、弟が勉強しはじめるとそれに触発されて勉強し始める。(暇になったためもあるが・・)うちの子、小学生高学年でもなかなか自発的にやろうとはなりませんね・・・危機感があるのは親だけか・・・

逆に兄が勉強していても、弟は触発されずマイペースで遊んでいる。

たまに遊びに来る子供の友達に「宿題はどう?進んでる?」と聞くと「もう、〇〇は終わったし、あと少しで終わる」とか言われると、それはそれでプレッシャーになるし、「まだ全然終わってない」とか聞くと安心する気持ちにもなる。

学校の宿題だけでなく塾の宿題もあり、なかなか大変

塾に通っている子供は、塾からの宿題もこなさなければいけないので大変ですね。また、夏休みだけ塾に通わせる親御さんも多いのではないでしょうか。

我が子も2人ともオンライン通信、「スマイルゼミ」をさせています。そこでは「今日のミッション」という形で毎日、宿題が3~4つでます。でも、どれも1つ10分ぐらいで終わるようになっていますので、それほど負担にはなっていないようです。計算力もついているので、学校の宿題もスムーズに進めることができました。

尚、ゲームもついているので、気休めになっていて気持ちの切り替えになります。朝なんかはそれがやりたいためにちょっと早起きにもなっていい効果も発揮しています。「やってみてわかった!オンライン通信教育の良いところと注意点」について書いてますので、ご参考までに。

夏休み10日を残して宿題完了

そんなこんなでコツコツやって夏休みも10日を残して無事終了。全て終わったときの達成感、安堵の気持ちは子供も親も一緒ですね。

兄の方も1日遅れで宿題完了しました。

これで2人とも自信もって9月から登校してくれると思います。1つでもできてなかったら意地はって「行きたくない」なんてことにもなりかねませんからね。

でも、夫婦共働きの家庭は大変ですねよ。平日はお互い仕事から帰宅後、食事の用意、片付け、お風呂、寝る支度などやることが盛りだくさん。とても一緒に宿題を見てあげられる時間なんて少ないと思います。

親は休みの週末に宿題進めるぞと意気込みますが、子供はここぞとばかりに外に遊びに連れて行けとせがんでくる。一日、遊びに行き帰ってきたら、また食事の用意、片付け、お風呂など宿題どころではなくなります。

うまく事が進まないことだらけでしたが、何とか無事終わらせることができて何か少し成長した親子でした。こうやって子供の宿題を一緒に作り上げていくのは、せいぜい1年から4年生までの4回ぐらいでしょうね。そこは割り切って楽しみながらやったらいいですね。

聞けば近隣の違う小学校は、全く夏休みの宿題が出てないとのこと(後で妻に聞いたらそこは私立中学へ受験する子が多く、塾の勉強に力を注ぐためのよう)

問題作り、採点する先生の負担も減りますし、親への負担も減りますね。でも、親子の共同作業、夏休みの宿題はあってもいいかと思う今日この頃です。来年も宿題を出すなら受けて立つ覚悟です!

日常についてその他の記事もご参考までに