「ある仕事を行う命令をまとめたもの」これをメソッド(関数)といいます。まとめることで使いやすくできたり、プログラムが読みやすくなったりします。
単純なメソッドの作り方: static void メソッド名(){ メソッドで行う処理 }
自分で作ったメソッドは「public static void main{}」のブロックの中から呼び出し実行します。
引数だけあるメソッド
引数だけあるメソッドは「値を渡して処理内容を調整したいとき」に使います。
引数がある場合 static void メソッド名(引数1の型 引数1、引数2の型 引数2・・・){ メソッドで行う処理 }
*StringのSは「大文字」でないとエラーになりますのでご注意を!!
名前を渡すと、その名前付きであいさつするメソッド(hello)を作って、呼び出しています。
戻り値だけあるメソッド
これは処理に変化があるので知りたいときに使います。例えば、実行して初めて処理の結果がわかるようなものの場合です。
static 戻り値の型 メソッド名(){ メソッドで行う処理 return 戻り値; }
練習に「サイコロのプログラム」を作ってみましょう。サイコロの目を返してくれるメソッドを作って、呼び出しています。
RandomのRは大文字です。int d = dice();でメソッドを呼び出してサイコロの目を変数に代入します。 System.out~で結果を表示します。static int dice(){~で作成したサイコロの目を返すメソッドを作成しています。
引数も戻り値もあるメソッド
データを渡して計算したり、実行結果を知りたいときに、引数も戻り値もあるメソッドを使います。
引数も戻り値もある場合
static 戻り値の型 メソッド名(引数1の型 引数1, 引数2の型,引数2 ・・・){
メソッドで行う処理
return 戻り値;
double ans = TaxPrice(1000);で金額を渡して消費税計算の結果を変数に入れてます。
System.out.println(ans + “円”);で結果を表示させてます。
static double TaxPrice(int price){~ では渡された金額で消費税を計算して返すメソッドになっています。
importについて
importを使うと他の人が作ったプログラムを利用することができます。誰もが使いそうな基本的なプログラムは、共同で使えるようになっています。それをクラスライブラリといいます。
書式: import クラスライブラリ名
Randomはjava.utilの中のjava.util.Randomを使います。
その他にもJavaには「標準クラスライブラリ」がたくさん用意されています。
クラス | 目的 |
Java.awt | グラフィックスの描写、GUIの作成用 |
Java.io | ファイルシステムの入出力用 |
java.net | ネットワーク・アプリケーションの実装用 |
java.time | 日付、時間用 |
java.util | コレクション、国際化、ランダムなどさまざまなユーティリティ機能 |