アメリカドルにて投資をしている方で、次はビットコインを扱うETFに投資してみたい方はこちらご参考までにご購読してみてください。
アメリカでのビットコインETFに関する最新の状況は以下の通りです
- 承認と上場
2024年1月10日、米証券取引委員会(SEC)が11のスポット型ビットコインETFを承認しました。これにより、ブラックロック、フィデリティ、グレイスケールなどの大手資産運用会社がビットコインETFを提供することが可能になりました。 - 保有量の増加
現在、アメリカのビットコイン現物ETFの保有量は過去最高の85万707BTCに達しています[。これは4月初旬に記録した84万5000BTC超の過去最高を更新したものです。 - 取引初日の状況
取引開始初日の売買代金は46億ドル(約6700億円)に達し、ビットコインへの投資家層の拡大が期待されています[3]。 - 最近の資金流出
しかし、最近では資金の流出も見られます。2024年5月1日には、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)を含む複数のETFで記録的な純流出が観測されました。 - 市場への影響
ビットコインETFの承認は、暗号資産市場に大きな影響を与えており、承認前の数ヶ月間でビットコインの価格は70%上昇しました。 - 規制当局の姿勢
SECは承認と同時に、暗号資産に対する注意喚起も行っています。これは、投資家保護の観点から、リスクについても十分に認識する必要があることを示しています。
米証券取引委員会(SEC)が承認したビットコインの現物ETFには、以下の主要な銘柄が含まれています
- ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)
- フィデリティのWise Origin Bitcoin Fund (FBTC)
- アーク・インベストメンツのARK 21Shares Bitcoin ETF (ARKB)
- グレイスケール・インベストメンツのGrayscale Bitcoin Trust (GBTC)
- Bitwise Bitcoin ETF (BITB)
- VanEck Bitcoin Trust (HODL)
- Invesco Galaxy Bitcoin ETF (BTCO)
- Valkyrie Bitcoin Fund (BRRR)
- WisdomTree Bitcoin Fund (BTCW)
- Franklin Bitcoin ETF (EZBC)
- Hashdex Bitcoin ETF (DEFI)
これらのETFは、米国の主要な証券取引所に上場されており、投資家はこれらを通じてビットコインに間接的に投資することができます。これにより、従来の証券口座を通じてビットコインへの投資が可能になり、機関投資家や個人投資家にとってビットコインへのアクセスが容易になりました。
一番投資に向いているところは?
ビットコインETFの中でどれが一番投資に向いているかを判断するためには、いくつかの要素を考慮する必要があります。以下は、主要なビットコインETFの特徴と投資家にとっての利点をまとめたものです。
ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト (IBIT)
特徴:世界最大の資産運用会社であるブラックロックが提供するETF。信頼性が高く、運用資産も大きい。
利点:高い流動性と信頼性。大手機関投資家の支持を受けている。
フィデリティのWise Origin Bitcoin Fund (FBTC)
特徴:フィデリティは長年の投資運用経験を持つ大手資産運用会社。
利点:低コストでの運用が期待され、個人投資家にもアクセスしやすい。
アーク・インベストメンツのARK 21Shares Bitcoin ETF (ARKB)
特徴: キャシー・ウッドが率いるアーク・インベストメンツが提供。革新的な投資戦略で知られる。
利点: 高リターンを狙う投資家に人気。成長株への投資経験が豊富。
グレイスケール・インベストメンツのGrayscale Bitcoin Trust (GBTC)
特徴: 最も古いビットコイン投資信託の一つで、広く認知されている。
利点:長い運用実績と高い信頼性。ビットコイン市場のパイオニア。
Bitwise Bitcoin ETF (BITB)
特徴: ビットコインに特化した運用会社が提供。
利点:専門性が高く、ビットコイン市場に精通している。
VanEck Bitcoin Trust (HODL)
特徴: 伝統的な資産運用会社であるVanEckが提供。
利点: 安定した運用と低コストが魅力。
Invesco Galaxy Bitcoin ETF (BTCO)
特徴:インベスコとギャラクシー・デジタルの共同運用。
利点: デジタル資産に特化した専門知識と伝統的な運用経験の融合。
Valkyrie Bitcoin Fund (BRRR)
特徴:中小規模の運用会社が提供。
利点: ニッチな市場に特化し、柔軟な運用が可能。
WisdomTree Bitcoin Fund (BTCW)
特徴:ETFのパイオニアであるWisdomTreeが提供。
利点: 低コストでの運用と広範な投資家基盤。
Franklin Bitcoin ETF (EZBC)
特徴: フランクリン・テンプルトンが提供。
利点: グローバルな運用経験と信頼性。
Hashdex Bitcoin ETF (DEFI)
特徴: 暗号資産に特化した運用会社が提供。
利点:高い専門性と革新的な投資戦略。
投資判断のポイント
流動性: 大手資産運用会社が提供するETF(ブラックロック、フィデリティなど)は流動性が高く、取引が容易。
運用コスト: 低コストでの運用が期待できるETF(フィデリティ、WisdomTreeなど)は長期投資に向いている。
信頼性: 長い運用実績や高い信頼性を持つETF(グレイスケール、ブラックロックなど)はリスクを抑えたい投資家に適している。
これらの要素を総合的に考慮すると、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト (IBIT) やフィデリティのWise Origin Bitcoin Fund (FBTC) が特に投資に向いていると言えます。これらのETFは高い流動性と信頼性を兼ね備えており、安定した投資先として魅力的です。
国内の証券会社のビットコインに対する現状(SBI証券HPから抜粋)
米証券取引委員会(SEC)が2024/1/10に代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)11本を承認すると発表したことを受け、大変多くのお客さまより同銘柄の取扱いリクエストをいただいております。
当社を含む日本国内の証券会社で取扱うにあたっては、金融庁に「外国投資信託に関する届出」がなされたETFであることが法令により定められております。同ETFは2024/1/22現在、外国投資信託に関する届出がおこなわれておりません。
当社では、これらのETFに関し届出がおこなわれたことが確認できましたら、速やかに取扱の可否を検討いたします。
SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か(2024年7月25日記事より引用)
SBIホールディングスが、日本における暗号資産(仮想通貨)の上場投資信託(ETF)の取り扱いについて、準備を進めていることが日経新聞より7月25日報じられた。 報道によるとSBIは、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)と年内にも主にデジタル資産を取り扱う運用会社を設立するという。 なおフランクリン・テンプルトンは米国にて、ビットコインおよびイーサリアムの現物ETFを取り扱っている。